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持続可能性の追求




力泰は、製品に通底する持続可能性という価値を顧客の皆様に提供し、その考え方の共有に努めています。2012年、MonoGreen ®の環境に配慮したモノフィラメントのラインが製造を開始しました。製品の幅を広げ、顧客の皆様に最小限の資源消費と環境負荷の削減を適える提案を継続しています。

リサイクルPET / リサイクルナイロン / バイオベースPET

持続可能な開発と環境問題への取り組み

日々刻々と変化し続ける現代において、問われ続けるのが 持続可能性です。これほど注目を集める理由はどこにあるのでしょうか。


18世紀の産業革命は、急速な資本主義経済の発展をもたらした一方で、天然資源を過剰消費する引き金にもなりました。20世紀中期を迎える頃には、顕著な環境破壊が見られ、天然資源にとっても大きな脅威となりました。持続可能性とは、概念そのものが発展途上の新しい考え方です。2015年に国際連合が発表した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にある17のゴール(SDGs)には、気候変動への対処が挙げられています。

しかし、世界経済フォーラム(WEF)が発行するグローバルリスク報告書2022年版では、Global Risks Perception Survey Ranks(世界規模のリスク認識調査)に「Climate Action Failures」(気候変動への対処が失敗していること)がランクインしており、懸念を強調するデータとなっています。これは、気候変動に対する取り組みを高める必要性があり、このままでは深刻な結果をもたらすことを示しています。世界規模で気温を1.5度制御するという目標を叶えるには、2019年との比較において2030年までに炭素排出量を最大43%下げることと、2050年までに炭素排出をネットゼロにすることが必要不可欠になります。

これは、地球環境の保護と持続可能な未来のための取り組みですが、持続可能な開発とは、ビジネスモデルのあり方にも変化を要請する側面があります。環境対策や倫理観に即した原料を使用することへの意識の高まりは、過去10年において特にミレニアル世代とZ世代に顕著に見られました。マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、ミレニアル世代とZ世代を合わせた購買力は、アメリカで3,500億ドルに及ぶと算出されています。企業としてこの傾向に適応し、環境に配慮した製品に対して高まる消費者の需要に応えていくことが非常に重要であることが言えます。

環境に配慮した繊維の世界市場は2027年までに5829000万ドル規模に成長が見込まれている。- Grand View Research(2020)

力泰の持続可能な開発

繊維業界において確かな存在感を発揮し、持続可能性を追及するグローバルコミュニティの一員である力泰は、2012年にMonoGreen ®の環境に配慮したモノフィラメントラインの製造を開始しました。製品の幅を広げ、顧客の皆様に最小限の資源消費と環境負荷の削減を適える提案を継続しています。


今後も更なる提案を発信します。

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