熱可塑性エラストマーモノフィラメント
May 24, 2024
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複合モノフィラメント



  • 化学または物性 の違う2種類のポリマーを複合させたモノフィラメントです。
  • 同じフィラメント内で両ポリマーを同じスピナレットから成型します。

クロス・セクション



  • 同心さや/芯
  • 結合力: 芯鞘型モノフィラメントは、外層に低融点ポリマー、心部に高融点ポリマーを使用しています。熱接合処理を経て定着し、可融性のある糸と比べると優れた物性を発揮します。芯鞘型モノフィラメントの外層を融解することで、通気性を保ちながら耐水性や耐風性を強化することができます。
  • 性能: 芯鞘型モノフィラメントの外層に添加物を加えることで、耐摩耗、難燃、耐候、抗菌、抗ウイルス、無臭などの性質を追加することができます。その他の原料も併用し、ご希望に沿った製品の物性と価格を両立いたします。
  • 保護作用: 蛍光性や発光性のあるマスターバッチなどの脆弱な添加物を使って着色している場合でも、芯鞘型モノフィラメントの構造を採用することで、外層が洗浄や摩擦による退色から保護する役割を果たします。

  • 並列
  • 二色展開: A、Bの半面ずつ個別の色を採用し二色展開することができます。

利便性


ヒートセット による融着


  • ヒートセット により織物の組織交点を直接接着する。
  • モノフィラメントの組み合わせにより接着温度を調整可能。
  • 溶着織物のメッシュを整える。

特殊性能


  • 特定の性質をもつ添加剤 を加えて性能を追加する。

多様性


  • 複合の組み合わせやその他のカスタムが可能。

コスト 削減


  • 高額原料を一部加えることで、全体のコスト を下げつつ性能を加える。
  • 二次コーティング不要。

安定した物性


  • 芯層に希望の物性 をもつ原料を配置することで、モノフィラメント 全体の物性 を保持する。

環境への配慮



- ヒートセットにより、化学物質 を使用しません。 化学薬品の使用、エネルギー、二酸化炭素排出を削減します。

- 循環性:複合モノフィラメント は通常プラスチックと類似の樹脂ファミリーと押出成形するので、リサイクルが容易です。


製品の独自性



- 高機能原料・添加剤 の使用により、蛍光性、発光性、熱変色性、脱臭性など多様な製品性能を実現します。

- カラーマスターバッチ や添加剤 を複合モノフィラメント の内部層に配置し、紫外線や熱などの影響を受けやすい原料を保護することで、染色堅ろう度 を維持し色移りを防ぎます。


仕様



原料
鞘部/芯部

直径

デニール

推奨溶着温度

芯比率

PE/PP

0.15~0.30mm

145d~600d/f

130℃

10 to 90%
(原料により推移)

TPEE/TPEE

0.10~0.50mm

90d~2,210d/f

150℃

TPEE/PET

90d~2,415d/f

150℃ & 180℃

LM PET/PBT

0.12~0.20mm

110d~365d/f

115℃


応用分野



以下は一例です。ご要望に合わせて、研究開発いたします。